Hackathonをバンクーバーの片隅で開催しました。
先日バンクーバー、ダウンタウンにてJapan XR Hackathonを開催しました。
開催した経緯や内容等こちらに残していきたいと思います。
会の詳細はこちら▽
去年から日本で始まったVRのハッカソンの一種で
VRコミュニティの形成とVRの一般への普及・啓蒙活動を行うという感じの趣旨で開催されています(意訳
キッカケ
中の人から、もしよければバンクーバーブランチやってみません?お誘いがありまして
もともと日本で社内ゲームジャムや、一般向けに2〜3回ほど開催してきたこともあり
現地の人脈作りやコミュニティの加入等への道に繋がるかなぁと思いまして
心良く引き受けました。
開催までに
さぁ、ここからが大変。
まずスポンサーから出資が望めない旨の連絡がきたので
自分で現地のスポンサー等・または会場を探さなければいけません。
中国やアメリカでも開催されましたが、そちらはスポンサーが直に自分のところで開催するということでまた別のお話に・・・
会場探し
こちらはIT系の専門学校など中心に問い合わせを行いました。
各学校、レンタルのコースなど充実しておりケータリング等も豊富でした
ただ日程が合わない・金額がやはりそれなりに大きいこともあって
最終的には私が通っている学校から教室を提供してもらうことになりました。
宣伝
バンクーバーでのコミュニティはmeetupをベースのものが大きいため
VRやゲームジャム関連のコミュニティ主催者に片っ端から連絡を入れました。
まぁ返事は来ないよね。
1件、一番大きなコミュニティからは連絡がありmeetupのイベントページを新規に作成し宣伝してもらいました。
やはりそこからの流入が大きくその辺りは助かりました。
またジョブフェア等があった場合はVR関連の会社に突撃して、そういったコミュニティがないか伺い
見事、バンクーバーのVRデベロッパーSlackグループのURLを手に入れましたが
なんと招待制。
あわてて、メールやLinkedInにメッセージを入れましたが返信はなし。
(LinkedIは申請はさっくり通ったのになんでや。)
メンターもmeetupやFacebookの投稿から2名確保することができました。
ハプニング
・1週間前
機材提供が日本側から難しいことが判明。
こちらとしてはアメリカやカナダに支部があるスポンサーからはてっきり提供があると考えていたので
レンタル等も考えましたが、1日で4万ほど。それを考えると買った方が早くね?
と家電製品屋を回ったりしましたが見つからず・・・
紛らわしにスマホを入れ込むようなヘッドセットを購入。
・開催3日前
なんと学校側がこちらに会場提供する日程を忘れて
別の団体に貸しているが判明。開始・終了時間の変更を要請されました。
当日も確保していた部屋がダブルブッキングされているハプニングなど
メールで文章は残していたものの、やはりこちらで契約などが発生する場合は念書や書類などを要請するようにした方が無難なようです。
スポンサーも学校側にお願いしましたが、なんとそちらも同日に別の大きなハッカソンがあり
学校側がそちらのスポンサーを行うため会場提供のみ。ということに
当日
参加者人数5名
20名分のチケット(フリー)は全て売り切れ
事前にリマインドメールを送りキャンセルなども確認しましたが。
蓋をあけてビックリ。
meetup等でもやはり20名枠であると半分ほどに減ることはあるのですが、
ハッカソン等の自分の参加の可否でグループや開発に影響が出るため来ない・途中で帰る。
などは個人的に考えが及ばなかったのですが
フリーの場合そういったことが普通のようです。
オリエンテーション時、あまりにも質素なため参加者にも非常に申し訳なかったのですが
メンター・参加者さんたちで1つのグループをつくり
VRのデモまでは辿りつくことはできませんでしたが
企画書・イメージなどプロダクトの全容を作ることができました。
2日目は参加者の方がご自身のスタジオを貸してくださり、必要な機材等も貸してくださいり製作がかなり進めることができました。
まさに拾う神ありで、感謝の言葉が浮かびません。
私も出来る限りのことをと思い
運営側に交渉して、日本での審査会への提出をお願いしたところ
許可がおりましたので、来週日本の皆さんの前でお披露目することができそうです。
バンクーバーのハッカソン事情
有料のものが大半であり、人数も300人〜などの大規模なものが主流のようです。
しかもそれでもかなり人気で売り切れて、ウエイトリストはザラ。
サンフランシスコが近いこともあってか、大企業のスポンサーが多くついており
メンター・食事等のサポートの充実等まさにビジネスとしての面がかなり強く見えます。
スタートアップの企業も現地では多いので、そういったことを狙ってる人も多いのでしょうね。
個人開催、小規模なものはほぼほぼ見当たりません。
まとめ
つい日本と同じノリで行動してしまい
かなりのリサーチ不足が響きましたが、
当日参加者の大きな協力もあり無事に終了することができました。
海外に来てこういったイベントを開催するのは初めてのことで
ツテもなくキャリアもない状態で海外で生きる。ということはこういうことなのだということを実感しました。
あとは日本で自分がいた環境が”優しい世界だったんだな”という実感もあり
ちょっとホームシックになったり・・・
確かに日本ではそれなりのネームバリューの会社にいたので、第一アクションのハードルは低いですが
今は、謎の外国人留学生ですからね・・・
次回?があれば、もっとコネクションができてから実施したいなと思います(各位