セーラームーン展行ってきたけど、「懐かし〜」しか感想ないので色々比較してみる。
90年代金字塔の少女漫画の初の展示会
新アニメが第3シリーズに突入している最中の開催。
ただ思ったよりも新アニメを推しているわけではないよう。
今のアニメを見ていない方でも当時見てた方は行ってみてはどうでしょう。
ちなみに私は一切、新アニメやらグッズには手を出していないです…(何故行った
撮影スペースもかなりあるよ
入ってすぐエントランスでは東京を一望しつつセーラームーンの世界に浸れる撮影スポットが
夜はライトアップされるらしいので、夜がやっぱりおすすめ
他に原作のカラー原稿・雑誌の付録
翼展の際も初回1話をまるっと載せていましたが、セーラームーンも同様でなかなか貴重なものが見れました。
旧アニメ原画、グッズなど多岐にわたって展示されています。
ちなみにミュージカルの衣装や小道具などの展示などもありました。
(そういえば実写版の話は見なかったな・・・げふんげふん)
気になる混み具合は・・・
平日14〜15時頃に行きましたが、それなりに人はいるもののごった返すほどの人ではありませんでした。
※年表展示スペースは皆んな読んでるためか、ちょっと渋滞気味です。
これからGWにかけてはかなりの混雑が予想されるため、平日夜遅くなどがオススメですね
【注意】ショップはチケット提示、再入場不可!
自分が行った時は種類ある。っていう印象ではなかったのですが、かなりの数の品切れが発生してるようですね・・・
1人につき会計は合計20点までの制限があります・・・
(限定グッズは転売されてるとの話も・・・)
ただ公式サイトなどに入荷時期のお知らせは出ているのでそちらをチェック。
どういう人が来てるのか
主に20代後半〜30前半の女性が多い印象でした。
姫系ファッションの友人同士や赤ちゃん抱えてママ友となどなど
年齢はほぼ同じでもあらゆる趣向の方々がいました。
セーラームーンの良さはココですね。どんな女の子でも楽しめる仕様。
戦う女の子、仲間達との熱い絆、ロマンス、美形の宿敵、前世の関係etc....
”懐かしさの共有”ができる関係っていいですね。
「懐かし〜〜これ持ってた!まだ実家のタンス探したらあるかも〜」
という声が結構聞こえる聞こえる。
(久々に会って何を話したら良いか分からない同級生と行くと良いかもしれない)
中には外国人旅行客や当時楽しんでいた”大人の男性”層であったであろう30後半〜40前半の男性客などもいらっしゃいました。
原作・旧アニメ・新アニメ1,2期・3期のキャラデザ比較してみる
ここまでメディアミックスされて長く愛されている漫画は他にもないでしょう。
こんなに色々なデザインがあるので、ちょっと比べてみました。
原作
©Naoko Takeuchi
公式サイト セーラームーンの世界、キャラクターより引用
原点。さすが少女漫画、線が細いしこまかい。アクセサリーも書き込みがなかなかあります。
繊細な感じですね。
旧アニメ:只野和子氏
東映アニメーション、作品紹介より引用。
当時見ていたので、正直一番しっくりくるかなぁというデザインです。
しっかりとアニメで動かしやすようにある程度シンプル化させてるように思えます。
顔が若干大人びて見えるかなぁ?手足のバランスが現実的でしっかりしてるように思えます。
新アニメ1,2期:佐光幸恵氏
公式トレイラー第2期(ブラックムーン編)より引用
発表当時は確か「原作のイメージそのままアニメで動かす」というようなコンセプトだったかなと
旧作アニメでなかったもみあげ、後毛などの追加や、各種アクセサリーが原作寄りになりました。
顔の造形が変わり、頭頂部の髪のボリュームをかなり感じます。
色数もかなり増えてますね。線も多いのでアニメーターさん泣かせではなかろうか…
ハイライトの入り方など90年代に流行った耽美系アニメの作画も少し彷彿とされます。
手足長いんだよねぇ…鼻筋やお化粧感を感じるので若干大人っぽく見えます。
原作と比較するとやっぱりちょっと違いがありますが
個人的に原作の思い出・イメージ補正なキャラデザなのかなぁ。(原作コミックスの表紙イメージ
新アニメ3期:
公式トレイラー第3期(デス・バスターズ編)より引用
比べるとガラッと変わりましたね。
今風に落とし込みながら、可愛い路線に落とし込まれています。
1,2期がオシャレ。というとこちらは可愛い。手足がシュッとはしてますが、大分デフォルメ化されていますね。
どこかで見たことあるな…!って思ったら
スイートプリキュア♪やハピネスチャージプリキュア!のキャラデザを担当された方なんですねぇ
東映アニメーション直々のプリキュアのノウハウが生かされる形になったようです。
路線変更はどうしてか
個人的には、世代ではあれど、セーラームーンは「懐かしいな」の範疇を出ない作品です。
モチーフのお洒落な化粧品や持っていても不自然のない尚且つ普段使いできる程度の可愛いグッズなど
それほど値が張らないものは気軽に手に取れますが…アニメまでというと…うーん?
世代となる女性が働き盛りで、お金を持っている層とはなりますが。
もうアニメについては卒業してしまって、「あの当時は夢を見ていたわね〜」で終わり
趣向はドラマなどの現実思考になっている方が多いのではないでしょうか
正直、前世とか運命とか不確定な要素にときめけるほどもう若くないのよ…
子供がいるとまた違うかもしれない。
幼稚園くらいの女の子がいれば親子一緒に安心して見られるアニメになったかも。
でも世の中、晩婚化・高齢出産
多様な価値観をセーラームーンは教えてくれたかもしれない。けど先祖帰りできるほど夢も見てない。
そうするとターゲット層にアニメは刺ささっていない。実際に売上が良いという話も聞きません。。。。
では美少女戦士ものを見ていて尚且つ購入力を持っている層。
それは大人の男性
となるわけです。
東映アニメーションが抱える大人の男性ファン!!
あるじゃんプリキュアっていうのが…!!てところで馴染み深いところに落とし込んだのかしら…という憶測です。
演出やキャラの動かし方が3期から変わったみたいなので…その辺りも気になるところですね
まとめ
なんかあーだ、こーだ言いましたが。
気がついたら結構セーラームーンの動向が気になってきました。
原作最後までやるのかな…?もうお話も覚えてないんですが…
3期の評判は上々みたいなので、どこかで一度見てみようかと思います。
オリコンの記事に新アニメ発表があった時期のものですが、キャラデザについて言及されているものがありました。
合わせてどうぞ。
*1:ちょっと旧アニメのシリーズも遡ってスタッフを調べてみましたが、キャラデザはシリーズ毎に変わっていたので単純に考えすぎな可能性も…
猫目なときもあったし
あと3期からTVアニメになっているので予算がそもそも違うとか…